BESTとは鍵のメーカーです。
建物金具関係の大手老舗メーカーで長い歴史があります。
古い建物にはベストの棒鍵が使われていることがあります。

棒鍵が今でも見られるのは昭和30年代や40年代に建てられたような古い建物です。
ベストにかぎらず、棒鍵は様々な場所で使われています。
住宅で言ったら門扉や自動ドアなど。その他には建具や金庫、机、南京錠や工業用エレベーター、船舶ドアやカバン等です。

レトロな見た目の鍵で、かっこいいとおもって使っている人も多いです。
しかし、現代の防犯的な観点でいったら評価が低いです。
鍵穴から部屋の中を簡単に覗くことができますし、開けるのも簡単です。

しかし、建築の設計上の理由により棒鍵でなくてはならないという場面もあります。木製の古いドアには棒鍵錠がよく似合います。それ以外の鍵を取り付けてしまうと雰囲気が壊れてしまうという場合もあります。

また、棒鍵が好きでこのままで使い続けたいという人もいます。

防犯性能からいったら低くてもまだ潜在的には需要があるということです。

棒鍵を作りたい場合には合鍵屋さんに元の鍵をもっていけば作ってもらえます。
また、鍵を紛失した場合にも作成に対応してもらえることもあるみたいです。
なくしても諦めずに鍵屋さんを探してみてください。

住宅の取り替え用シリンダーとしてよく使われているKAKENのベルウェーブキーについて紹介します。
このカギはホームセンター等で購入できるものになります。
購入した時には付属の鍵が5本ついてきます。合鍵を追加で作りたい時にはオリジナルのカギを用意して、この付属キーに刻印されているキー番号を鍵屋さんにお知らせしたら作ってもらうことができます。キー番号だけでは作ってもらえません。ですから本鍵を絶対になくさないように大切に保管しましょう。

ベルウェーブキーは高級取替錠として販売されています。
防犯性が高いのが特徴です。
タンブラーにテンションがかからないのでピッキングが非常に困難なカギになっています。
形もウエーブ状になっていますので複製もしづらく防犯性が高いと言えます。

交換用シリンダーとは自分で鍵交換できるシリンダーです。
ピッキング対策のカギは業者じゃないと取り付けられないと思っているかもしれませんが、このような交換用シリンダーならご自身で簡単に取り付けることができます。
ベルウェーブキーは玄関以外にも様々なところに取り付けできるのが利点です。勝手口などにもおすすめですね。
複数に取り付けたカギを同一のキーで開けることも可能です。できるだけたくさんのカギを持ち歩きたくないという人にもおすすめのカギです。

スーツケースのカギは小さいものなのでよく紛失してしまうようです。
しかも旅行の時だけしか使わないので使うときになって保管場所がわからなくなったりどこかへやってしまうということがあるみたいです。

どうしてもお金をかけずに開けたいのであればカギを破壊することでスーツケースを開けることができます。
しかし、それはもったいないですよね。壊すときにスーツケースに傷をつけてしまうかもしれません。

スーツケースのカギと一口にいってもいろいろなタイプがあります。
ギザギザしたかたちのカギもあればマグネットキーもありますし、ブツブツ穴の空いたインサートキーやスイッチキー、ダイヤルで開場するタイプや南京錠がついているスーツケースやかばんもあります。

まれに電気錠のような特殊なカギもあるようですが、普通のよくあるカギなら鍵屋にお願いすればあけてもらったりカギを新しくつくってもらえます。

TSAロック付きのスーツケースだと鍵屋でも断られてしまうタイプも有るようですが、ダイヤル解錠タイプのものなら開けてもらえるようです。

カギを紛失してしまってとにかく中の物が必要だから開けて欲しいという時には鍵屋さんはとても頼りになりますね。

こじ破りという侵入手口をご存知ですか?
バールやドライバーなどの工具をつかってドアをこじ開ける方法です。
カギがかかっていたとしても玄関ドアとドア枠の隙間に工具をいれてカンヌキ部分を壊してしまえばドアを開けることができてしまうのです。

無理矢理にこじ開けられるとカンヌキ部分が潰れてしまうのはもちろん、レバーハンドル錠のケースロック部分も歪んでしまい、ドアが使い物にならなくなってしまいます。

このような被害にあったら元通りドアを使えるように原状回復工事をする必要がありますし、さらに防犯性を高める対策もしておく必要があります。

バールやドライバーなどの工具がカンヌキに届かないように金属のプレートをつけたり、カギは一箇所だけではなく複数箇所に取り付けるといった対策が効果的です。

しっかりと施錠をしていてもこのように壊されて侵入されてしまうことがあります。
最近は特にカギの性能が上がっているのでピッキングで侵入できる建物は少なくなっています。
それに対抗して犯罪者の手口も荒っぽくなっているようです。特に事務所や店舗などは多少荒っぽい方法で侵入される傾向にあります。

泥棒をしようと試みる悪い人たちに負けないように家や家族をしっかり守る対策を講じる必要がありますね。